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時々お客様から、スコーンを上手く焼くコツを聞かれます。
そもそもスコーンはごく家庭的なお菓子で
きっちりした決まりもなく、味も形も様々。
うちのスコーンはシンプルそのもの。
ジャムやクリームなどを添えて頂くことを前提に作ってます。
側面がぱっくりと割れ、外はさっくり、中はふわっとやや弾力があります。
おいしく作るコツは、まず温度。
涼しい部屋で作る、バターが溶けないうちに素早く混ぜ込む、
牛乳などの液体は入れる直前まで冷やしておく。
次に、生地が一まとめになった時、表面がなめらかなこと。
生地をこねるてまとめる時、中に中に折り込むようにすると
大きなおまんじゅうのようになめらかにまとまります。
それを延ばして抜き型で抜くと、焼いた時きれいに側面だけが割れます。
何度か作って、納得いかなかった方、一度お試しください。

秋のプチ・ガトー、イヴです。
果肉の歯応えを感じるりんごのムースと、シナモンムース、
底はシナモンサブレ。
昔食べて感激した味を自己流に再現したケーキです。
スパイシー、異なる食感の組合せ。この2つはまさに私好み!
私が接客すると、ついついおすすめしてしまうケーキです。

このケーキにはわが娘の名前がついています。
「○○○○・ドゥ」といいます。
ドゥ は、フランス語の 2 の意味です。
カシスのムースの中に、
カシスと赤スグリのソースと、バニラ・ババロアが入っています。
春夏には、見た目の良く似たもので
「○○○○」というケーキもあり、
そちらは木イチゴのムースの中に、ピスターシュのクレム・ブリュレが入ったものです。
娘がまだ赤ちゃんだったころ、
思わず笑ってしまうほど、真っ赤っか、ぷくぷくのりんごほっぺでした。
このピンクの丸いケーキがそれを連想させたことが、
名づけの理由です。
偶然にも、娘の一番のお気に入りケーキです。
ああ、でも、お客様、
どうかこのケーキを「エイリアン・ドゥ」と呼び間違うのはやめてください・・・
スタッフ一同、笑いをこらえるのに必死なんです!
「エイリアン」と「エイリアン 2」になってしまうんです。
このケーキの本当の名は、当店にてお確かめください。