この本、スゴイわ。

先日、主人の仕事のお客様の奥様が、
私がマクロビに興味があるとお聞きになって私にと数冊の本をお貸しくださいました。
この二冊は、その方がご出産後にかなり読み込んだものだそうです。
(右の本のように読み込んだ跡のある本の持主には自然と共感を感じます。)

ここに書かれている食事療法、自然療法は、勿論実践しなければ効果は出ないのでしょうが、
まだ全て読んではないですが、読み進めていくうち、心が解毒されていく気が致します。

この二冊の本は、何れも戦前生まれの著者の、50年〜30年以上前の古い本です。
批判回避の意向が感じられない、ストレートな情熱が伝わってくる内容です。

マクロビ、菌活、グルテンフリー等等、お洒落美人や著名人から度々発信され流行する食事療法の創始者は、強烈にエネルギッシュな不屈の開拓者だったのだと知りました。

そして鮮烈な言葉の数々。
ー 人間は草の葉と実と根のオバケだ。君はゴボーや人参やイモのオバケだ。
人間よ!君の恋人は草のオバケだ!君の最愛の人は日光と水と空気と描き出すマボロシさ!
草は身を殺して人間や鳥ケモノとなり大地は身を殺して草木となり、日光は身を殺して草や人間や動物を生み、育て、行動させ、考えるさせる。ー

化学調味料や人工甘味料、精製、漂白され過ぎた食べ物達のオバケはオバケなのに不健康、早死するってことか。太陽、長生きだもんなぁ。

ー人間は一生をブチ込んで何を作るのか?何になるのか?金か?名誉か?女か?権力か?
人間が一生をブチ込んで創り出すのは
無限の自由だ
永遠の愛と幸福だ
絶対の正義だー

ー 人生の目的はスキナことをタンノーするほどやり抜き、スバラシイ、オモシロイ、ユカイナユカイナ一生をおくり、しかもスベテノ人々に永くよろこばれ、カンシャされることである!
これはツマリ私の『幸福』の定義です。 ー

そう、この言葉通り、この著者たちは、食事療法の研究と啓発活動をやり抜き、一生をブチ込み、今も世界中の多くの人々を救い続けているのです。

書かれている食事は質素で、素朴で、でもきっと身体に沁み入るであろう引き継ぐべき大切な料理達。
自然療法は、お金のかからない、誰もができる方法。

ただし、時短は難しいものも多いです。

「土鍋で梅干しを4〜5時間焼く」

やってみたいが…

「首だけ出して砂浴2時間」

(樹の下で砂浴したら体から悪いガスが放出され(砂浴は解毒、つまりデトックス方法です)、その樹の実が全部落ちたとか。)

かなり、やってみたいが…

面白いのでもっと読み込んでまた後日
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書かせて頂きます。
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# by kondouyoogashi | 2017-01-13 14:26 | 日々雑記 | Comments(0)

文章力ってなんだ?

近藤洋菓子店営業中、何度かスタッフにブログを書いてもらおうとした事がありました。
店のブログで、色んなスタッフが書いてるの、ありますよね、面白いかなと思ったんです。
でも、話を持ちかけると、ことごとく拒否られました(笑)。
たった一度だけ、強制的に書かせたことがありましたが、それきりでした。

一様に、文章力ないからと言われました。

文章力って、なんだろう?

以前、あるスタッフに、日頃から、この子は成績良かっただろうなと感じていたのでどうだったかと聞くと、謙虚な返事でしたがやはりそうだったようでした。
「何が得意だったの?」
「数学ですかね」
「わー、いいなぁ、私、数学がガンだったからなあ〜 国語は?」
「苦手でしたね。作文が、特に。」
「えー、そうなの?意外。得意そうなのに」
「私、自分の心の中とか思ってる事を他人に伝えるのが得意でなくて、というか、好きじゃなくて」
「…ん?…作文って、あなたにとって、自分の思いを他人に対して伝えるツールなの?」
「違うんですか?」
「いや…多分私、そう思って書いたことって、無いわ。」
「じゃあ、何なのですか?」
「そうだな… 自分が今感じてる事に的確にピッタリと当てはまる言葉や表現を探し当てて繋げる、言葉遊びみたいな感じかな。パズルに似てる。」
「そうなんですか?なんか新鮮です」
「いや、私も新鮮。多分私、他人との関わりを気に掛けて書いたことってなかったから。」
(それアカンやろ…って、自分で言って初めて気付きました。)

ブログ的表現って、ありますよね。携帯メールやLINEなどのカジュアルなメール、チャットの文化から生まれた独特のものだと思います。
顔文字、絵文字。文章の合間の画像。
あと、「えーーーー‼️‼️‼️」とか「きゃ〜❤️」とか、本来は会話中の感情擬態語、のような言葉。

真面目な意味での文章力とはおそらく、このような顔文字や擬態語や視覚的なものを使わず、同じ感情や状態を言葉のみで的確に表現出来ることだと思います。

でも、自己表現でなくて他人に対し「伝える」ことが最大の目的で書くのなら、「伝わる」ことが何より重要。
そこに上記のような文章力ある文章でなきゃいけないと言う制約は不要なのでは?
特に仕事につながっている書き手にとっては誤解を生まない伝わりやすさも大事になってくるはず。

文章とは、誰か一人にでも読まれたからには、何かが伝わってしまいます。
強い力を持っています。しかも一人歩きをはじめちゃったりします。
それが更にネット社会に於いては、不特定多数に完全な抑止は困難な状態であっという間に拡散する。
プロの物書きならまだ、校正、校閲ってのが入ってくれる安心もあるけれど。

そう思うと、スピード感と分かりやすさが何より大事なケースでは、
やはり「文章力」以上に「表現力」が大事なわけで、
そして、「表現 」とは、自由でなければ面白くないわけで、
面白くなければ読んでもらえないわけで。。。

文章って、本当に多種多様になってきましたね。同じ意味の言葉でも、違う言語を使うとニュアンスが変わったり。まるで歌のよう。

歌ならば、好きなジャンルがある。好きなジャンルを聴けばいい。
でも、好きなジャンルが一つでなく色々あれば、もっともっと楽しい。

そう、思います。

私の言いたい事、伝わったでしょうか…?
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# by kondouyoogashi | 2017-01-11 15:41 | 日々雑記 | Comments(0)

フランス風アップルパイ

外は冷たい雨。
まだ荷物は片付いていません…
気分転換に、今日は買った家庭用オーブンを試すため、フランス風アップルパイを焼いてみました。
オーブンの焼きムラがよくわかるケーキです。
機種は、パナソニック ビストロNE-BS903。
選ぶ時重視したポイントは、
✳︎オーブンの立ち上がりが早く、火力が強い
✳︎2段で焼ける
✳︎設定温度の範囲が広い
✳︎スチームコンベクションである
✳︎焼きムラ防止のための機能が搭載されている
以上をクリアしていること。

ケーキ以外の面では、家が狭いので、今までの電子レンジ、トースター、オーブンを捨てても
一台でこなせる、特にトーストが問題なく焼けること。
調理メニューがやたらとたくさんあるのは、
こんなにいらないからもうちょっと安くしてくれたらいいのにと思いましたが
娘は付属のレシピ冊子を見て「唐揚げも焼きそばも作れるの〜⁈」と興味津々。
娘よ、それも良いがまずは基本的な作り方から教えますから待ってくれ…

レシピです。
パイ生地200〜220g。(円なら直径26cm、長方形なら23×33cmに伸ばし、ピケして、縁を5ミリ程つまんでは内側に折り込んでいき、指でしっかり抑えます。冷蔵庫で休ませておきます。)
冷凍パイシートでもOK,手作りならフィユタージュで。
クレム・ダマンド適量。
あればカルバドス。
紅玉リンゴ3〜3.5個。大きさによります。
砂糖、バター、あればホイップした生クリーム、各適量。

オーブン予熱は200度。

クレム・ダマンドは、指が力なく入るまで室温にもどしたバター、砂糖、室温の卵、アーモンドパウダー を同割りでこの順に混ぜ合わせて作ります。注意点は、掻き立てたりして空気を入れないこと、バターと卵の温度、最後にアーモンドパウダーを入れたら均一になったら混ぜ終わる、余計に混ぜないこと。
まずは卵1個の量を計り、それと同じ量で他の材料を計ると作りやすいです。余れば冷凍保存出来ます。
好みで10%ほど砂糖を減らしてもいいでしょう。

リンゴは皮を剥いて縦半分に切り、くり抜き器で芯を取ります。
断面を下にしてリンゴの上下のくぼみを左右にして置き、よく切れるナイフの切っ先で引くように、2〜3ミリにスライスします。まな板にナイフが垂直に入るよう意識して下さい。リンゴはスライスする前の形のままにして崩さないで下さい。

クレムダマンドは、リンゴの水分がパイに移らないための皮膜の役割がメイン。薄くパイの表面に伸ばせる適量(ゴムベラで軽く二掬いくらい)に、カルバドス小匙2杯程度混ぜて、パレットナイフで薄く全体に塗り広げます。
小さく切れてしまったリンゴを先に散らしておきます。
スライスしたリンゴを半個分ずつパレットナイフの上に乗せ、手のひらでベターッと押して倒して広げます。四角の場合はそのままパレットナイフから滑らせてまっすぐ乗せ、円なら綺麗なカーブをつけてから乗せます。
均一に綺麗に乗せたら、砂糖を表面全体に均一に降ります。大匙スプーンに自然盛りで砂糖を掬い、スプーンを地面と平行に保ったまま横に軽く振るようにするとうまく降れます。その上に7mm〜1cm角切りのバターを4〜5cm間隔で乗せ、あればホイップクリームを8箇所程、小匙一杯弱程度ずつ均等に乗せます。ホイップクリームがない場合はバターを少し増やします。

予熱したオーブンで20分焼いたら、反転して更に20分。
このオーブンではこの時間で大体あがりました。店での時間、温度とほぼ変わりません。

焼き上がり、予想以上に良かったです。焼きムラも十分許容範囲内。ホッとしました。
最近のオーブンは進化してますね〜

粗熱が取れたら切ります。この、ほの温かい時が一番美味しいです。
出来れば焼いたその日に食べきってくださいね。

ではまた!
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# by kondouyoogashi | 2017-01-09 01:00 | ケーキ | Comments(0)

今だから言える、開店秘話(?)。

乾いた寒い日が続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は店から持ち帰った道具類の収納をどうしたものやらと途方にくれる日々を送っております。

さて今回は、恐らく中々に非常識だった、近藤洋菓子店開店の経緯についてお話させて頂きます。

それは10年前の夏、ケーキ屋の販売のパートをしつつ乳児だった娘のお世話に勤しんでいた時の事。
ある日突然、主人が、
「家の近所にさあ、テナントの空き物件でてたんだよ。お前、ケーキ屋やったら?」
「…………ハイ?」
子育て経験者なら誰もが知ってる、初の子育ての大変さ、乳児の手のかかりよう。
しかし、即答でムリと返すのは、主人の性格を考えるとマズイし、私の事を思ってのことだろうから、取り敢えず内見して、正当な理由を整えて、NOを出そう。
そう考えて、家から徒歩二、三分のその場所に内見に向かいましたが、そこは退出後の片付けも清掃もされていなかったこともあり、誰が見てもケーキ屋の想像はできない物件だったので、あそこは厳しいよ、駅からも遠いし、車の停めるとこも歩道も確保されてない道路傍だし。
と、笑顔で内心ホッとしつつ取り下げ。
するとその一週間後、主人がやや興奮気味に、
「すごい良い物件があったんだよ!あそこなら気にいると思う。不動産屋に取り敢えずおさえてもらったから、店やるかやらないか、一週間で決めて!」
と………

そう来たか。
仕方ない、見に行きました。
それがあの店。

「どう?いいでしょ⁈」
「…いや……良いね…。」
「だろ⁈やれば⁈国金とか銀行の融資とか金の調達の手続きなら俺が全部やってやるから」
「…そりゃ、やりたいよ。でもね、借金しなきゃいけないんだよ、この子にだってこれからお金掛かるのに。第一、まだ乳飲み子なのに母親が今そんな事してる場合じゃないと思うし。」
「そんなんどうにでもなるでしょ、今時0歳から子供保育園入れて共働きなんてフツーだし。お前の姉さんだってそうでしょ」
「でも、自営で開店って、大変さのレベルが…」
「今が大変ならいつならいいわけ?今ならまだまあまあ若いし体力あるし親達も元気だし。そう、この子が大きくなってからとか言ってたら、親の介護とか始まったりするんだよ?」
「…でも、ケーキ屋って、きっとあなたが思ってるより大変なんだよ!」
「なんかさあ、お前って、言い訳ばっかしてない?ホントは自信ないんでしょ、てか、ホントにまともにケーキ作れんの?」
「‼️‼️‼️(ンだとおおおおおお〜‼️ふざけんなあ‼️と心の中で。)」
「…ホントにお金のことは見てくれるの?私、そういう知識無いから、ケーキ作りと現場の事しか出来ないよ。それに、あなたが物凄く大変になる事、わかってる?あなたの仕事だってこれから大変になるのに」
「なんとかなるっしょ。」

で。ホントにやってしまいました。その数日後に物件契約、契約から3ヶ月後、開店。
自己資金ゼロスタート。

『小さな店の開店マニュアル』みたいな本を読んでみると、まあ、色々含め一年はかけると書いてある。3ヶ月なんて、とんでもなかったかも知れません。

内装は、知り合いの内装デザイナーの方にほぼお任せ、厨房機器選びと器具の買物、業者さんとの契約交渉などのバタバタの中、子育て面では無理矢理に断乳も決行。

なぜ、十分でなかったにしても、やってしまえたのか、やってみようと思ってしまえたのか、そして主人はなぜやらせようとしたのか。

私は、「もし〜も〜 わたし〜が〜」(古い)じゃないですが、店をやるならこんな店、こんな商品構成、こんなレシピ、などなどのメモ書きを書き溜めた、妄想ノートをよく綴っておりました。
両親は、
「もうケーキなんて言ってないで、ご主人のお仕事をお手伝いしたりしてしっかり支えていかなきゃいけないのよ」と、良く私に言いました。
もちろんそのつもりでいたましたが、でも、現実味はなくても、独立の妄想は止めませんでした。
そして雑誌などで女性が自営で開店したという情報を得ると、その店に足を運んでは、(わかりやすく負け犬の遠吠えで)イチャモンつけてました(笑)。
主人はそんな私を見かねたのかも知れません。
私などに渋々の仕事の手伝いなんてムリだと思っていたのかも知れません。

以前働いていた、ケーキと紅茶が美味しいカフェのオーナーが言ったことも頭にありました。
「店を開くって、夢と希望に満ちてやるものだと思うでしょう。全てがそうじゃないのよ。私は、自分で食べて行く覚悟を決めるために、実家の家業でノウハウを知っていた喫茶店の開業を選んだのよ。夢と言うより、人生の選択よ。食べて行くためだから、必死。命懸けよ。」
そう、パティシエの仕事も、夢と希望に溢れてるように思われることが多く、私は元からそこに疑問を感じていました。パティシエはアーティストでもなければ他の職業と比べて夢ある職業な訳でもない。

肉体労働者だ。

そう、思っていました。だからこそ、芯から好きでないと続けられない。自分の肉体労働者根性を、本気を、試せる最後のチャンスかも知れないと思ったのです。

ま、売られたケンカ買った感が強い気もしますが。
そして、「石橋を叩いたのち、研究と計算を重ね、石橋でなく綱渡りにチャレンジする」主人の性格に引っ張られた感もかなりあり。

とまあ、こんな感じでした。
その後の大変さは言うに及ばず。
後悔しないなんてカッコいいことは口が裂けても言えません、しまくりでした。

でもなんとか続けていくうち、大きくて、貴重なものを、掴むことができました。

私は今後の人生で、「やっぱあの時が花だったなぁ、今思うとあの頃が人生で一番輝いてたんだろうなあ、、」と、出来れば、言いたくはありません。

店やってるのが凄くてかっこいいとか、全く思ってないですし。やったから言えるのですが。

ただ、近藤洋菓子店での必死の日々の、必死になる心を、失いたくはありません。

楽しいとは、幸せとは、笑ってることではない。
心が充実していることだ。

心が空にならないよう、これからも生きていきたいです。

それにしても、ケーキ作ってないと不安になってきます(笑)。
どうやら作ることは、好きを越して、習性になっているようです。

元旦は、オーブンを買いました。(家にはまともに焼けるの無かったんです)

どこまでできるか、家庭用オーブンへの挑戦を始めようと思います。

ではまた!
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# by kondouyoogashi | 2017-01-07 20:22 | 日々雑記 | Comments(0)

ダメ人間で、果報者な私。

あけましておめでとうございます。
近藤洋菓子店は、昨年末、閉店致しました。
9年間と数ヶ月の間、
たくさんのお客様に育てられ、代々のスタッフ達に支えられた、私の店。
感謝の気持ちは筆舌に尽くし切れません。

閉店告知後の日々はクリスマスシーズンとも重なり、恐ろしく慌ただしく過ぎ去り、
店を片付け終わった今も、未だラストスパートの動悸が止まらない状態です。

たくさんのお客様が、最後だからと頻繁に御来店下さいました。
たくさんのお客様から、今後への激励のお言葉を頂きました。
たくさんのお花やプレゼントやお手紙やお名刺まで頂きました。
今まで御注文頂いたケーキ達を毎回大切に写真に収めて頂いてたものを、素敵なアルバムにしてくださった方。お子様が書かれた愛らしいお手紙を下さった方。また何か始める時にはここにとご住所やメールアドレスを下さった方。お電話で直に私にと有難いお言葉を頂いた方。この写真にも入らなかった程に沢山のお花を頂いたので、店の最後の経費は、花瓶代でした(笑)。
身に余り過ぎる光栄です。。。
果たして私がそんな物を頂ける程の人間に、この10年弱で成長できたかどうか。

ご存知の方もいらっしゃるかと存じますが、私は娘が1歳の時に店を始めました。
可愛い可愛い赤子との蜜月の日々は一転、心身のバランスを保つのが精一杯な多忙な日々が始まりました。娘は一歳になったばかりで、週6保育園にお世話になりました。

こんなにも忙しいママはそうそういないだろうと思っていた私。
でも保育園で、沢山の多忙極まりないママ達と出逢いました。
そして彼女達は、眩しい程にバイタリティーに溢れていました。
正社員フルタイム勤務でしっかりとお子様達を躾け育て、その上ご自分の趣味もしっかり楽しむママ。
女手一つで3人のお子様を育てるママ。
若くして会社役員という重役を背負うママ。
朝一番に来て、夜最後に引き取りに来る長時間勤務、でも休日は子供達の習い事のフォロー、豪華な手作りケーキ、ベランダ菜園、等等、子供達にたっぷり愛と時間を捧げるママ。
出産前の仕事はお休みしてもPTA役員他あらゆる学校の活動に積極的に携わり、塾の先生のパートもこなすママ。
こんなママ達はみんな一様に、いつも笑顔でとても明るくエネルギッシュ、周囲の人が自然と集まってくる。
それに比べ、疲れた顔辛い顔して、しっかり者のスタッフ達に支えられてばかり、私は何と狭く小さく収まった人間だろうと、こんなんじゃダメなんだと、いつも感じていました。
最後の2年間のスタッフ達は20代前半と若く、職人志望だけど入った時は全くの初心者でした。
かつてない程声を荒げた事もあり、自分の人としての未熟さを痛感した日々でした。

そう、私はネガティヴなダメ人間、と、自己評価しています。

ただただ、ケーキ作りが面白くてたまらないということだけで続けてきた、いつまでも続けられそうだった、ケーキ屋の仕事。
でも、突然に岐路が足元に現れ、店をたたむ決断をした私。

この決断が出来た理由は、ネガティヴ人なりの小さな自信が付いたからかも知れません。

私は常に、人としてはバイタリティーのある周囲の女性達を、職人としては尊敬するパティシエの方々を、自分と比べ、ダメだダメだこんなんじゃ全然ダメなんだと思って普段過ごしているのです(笑)が、
いざ、例えばケーキ作りの作業の難しい所に取り組む時は、
「イケる、出来る、一発でキメる」と、心中無意識にルーティーンの如く唱えており、そこに迷いや恐れは無くなりました。

それは10年近く日々薄い紙一枚ずつくらいを積み上げてきた、店主としての経験が作り上げた自信。
(本当はキリよく10年やりたかったですけどね)

でも、その年月を支え続けてくれたのは、お客様皆様と、一緒に頑張ってくれたスタッフ達全員。

私は、本当に果報者です。

このブログは、続けていこうかと思っております。
読んで下さっていた方が、思っていた以上にたくさんいたことが閉店を前に分かったという事もありますが、単純に、文章を書くのが嫌いでないということもあります(笑)。

当分は、ただの私のたわいない日々を綴ったブログとなるかも知れませんが
お付き合いいただけると幸いです。

レシピなんかも時々載せられたらなと思っております。

今の所は全く未定ですが、また何か始められるような時が来たら、ここで告知させていただきたいと思っております。

長い間、本当にありがとうございました。
たくさんの感謝を込めて。


稲田有美
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# by kondouyoogashi | 2017-01-03 10:50 | 日々雑記 | Comments(0)
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この店は、閉店致しました。が、blogは続く…


by kondouyoogashi
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