節分の日

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節分だった昨日の朝、
急ぎで必要なものがあってそれを検索してる合間に
instagramでフォローしている料理家のtottoさんのアップした写真を見ると、
彩の美しい恵方巻でした。
tottoさんを知ったきっかけは、ハイセンスなキッズファッション誌「MILK JAPON」が運営していたmilk blog。残念ながら昨年閉鎖されました。お洒落な働くママ達が参加していて、そのうちの一人だった友人でモデルの朱里ちゃんが近藤洋菓子店の事をそのblogで書いてくれた時に読み始めたのがきっかけです。
そこに参加されていたtottoさん、同じく料理の仕事ということで関心を持ち読んでみると、お嬢さんと娘との共通点の多さに気付いて、それ以来時々拝読しておりました。同い年で天真爛漫で言動がユニークで運動大好きでお洒落も大好きで頑張り屋だけど甘えん坊さんで、そして何故か服も数枚かぶってて、さらにガチでテニスに取組んでいる。たぶん既に試合会場で会ってるし今後も絶対試合で会う。
きっとこの方も、テニスの同じよ〜なことで、今まで悩んだり頑張ったりされてきたんだろうな、なんて思ったり。

正直、多分人より他人のと繋がりを欲しない性分の私は、blogやfacebookなどのSNSを定期的に見たりする事に全く興味がなかったのですが、以前の私のように忙しくて他との接点が少ない人が、「共感」という特に女性に効果的な心のサプリの供給所として利用するというのは、解る気がしました。

この恵方巻キレイだし美味しそう、へ〜黒米って酸を入れると明るく発色するのか、フランボワーズと一緒だななどと思いつつその恵方巻の具の内容を読むと、
梅酢と紅生姜が含まれていました。

あ、、、ある。凄く美味しいのが。母が作って、送ってくれたやつ。
それに具の内容、日本のベーシックな本来の太巻きのものだけど具沢山で豪華で
母が作っても絶対こんな感じだな。(黒米は使わないだろうけど)

これ、そっくり真似してみよう。

母は今、癌闘病中です。料理する事、食べる事が何より好きな母にとって、食事を楽しめない抗がん剤治療はとても辛いことでしょう。
送ってくれた梅酢は母が漬けた梅干しの副産物、その梅酢に新生姜を漬けた紅生姜、どちらも何の雑味も無い、すっきりしてでも角の無い、自然な味わい。
他にもイカナゴの釘煮、自分で干した魚、お漬け物、娘の大好物のトマトと赤ワインたっぷりのビーフシチュー などなど、私が忙しい時期にはせっせと作っては送ってくれました。
母は特別頑丈ではないけれど父共々病気らしい病気は未経験で、自負があったのか、検診をサボるなど油断もあったようでした。
基本が粗食で材料にも気を使った母の料理が今までの健康維持を支えてきたことは確かでしょう。
でも唯一のマイナス点は、甘い物が大好きな事でした。
父が用事で東京に来ると必ず私の店に寄り、沢山買おうとするのですが、以前から母の甘い物好きが気掛かりだった私は、親心を理解しつつもそんなに買っちゃダメだと咎めたものでした。

「ねえ、副作用って何?病気治してくれるんじゃないの?」
「うーんと、要するに、強い敵と戦うと、自分もボロボロに傷付くって事かな。」
「そっか。じゃあ勝てばまた元気になるんだね」
「髪の毛ぬけちゃうの?生えてこないの?」
「ううん、生えてくるよ。暫くはベリーショートだけどね」
「なんだ、なら大丈夫じゃん!私なら帽子被ったら学校行けるわ。」

娘は治ると信じて疑っていません。娘の大好きな、
「ぱあ〜っと明るくって、いっつも風が通ってて、ご飯がめっちゃおいしい!」私の実家に、今年も必ず帰れると。

母もこいつと一緒にいたら、治療も前向きに乗り越えられそうだなと思います。

さて、恵方巻の材料の定番、胡瓜は私の唯一のダメな食べ物、椎茸はだんなと娘が苦手。胡瓜の代用はさっと茹でた三つ葉、椎茸の代用は庄内麩のさっと煮。
椎茸の代用の庄内麩は、マクロビ料理のお仕事をされている友人からfacebook上で頂いたアイデア。味醂と醤油で煮付けただけなのに旨味たっぷり、質感も茸っぽくて、大正解でした。のりこさん、ありがとうございます✨
卵焼き、高野豆腐の煮物、牛蒡の煮物、庄内麩のさっと煮、煮穴子(焼き穴子は何処にもなかった。あれは関西のものなのでしょうね)三つ葉、干瓢、紅生姜。
酢飯は関西風の太巻きの酢飯は甘過ぎるので、江戸前握りくらいの味付けに。
おせちの煮物は全て芋なら芋だけで一つずつ煮てから盛り付ける母のやり方を真似して、全て別々に調理してみました。

tottoさんの写真の黒いお皿まで真似して、真似と他人頼りで作った恵方巻。

とっても美味しく出来ました。
初めて巻いた娘も、綺麗に上手に出来ました。

これなら母も美味しいって言ってくれるな。

人は皆いつか必ず死ぬ。だからこそ、生きてる間をより良く生きるための食事を、
これからはもっともっと大事にしていきたいと思います。

文章長いし内容盛りすぎの今日のblog。
でもこれが昨日の私の頭の中一覧です(笑)
























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# by kondouyoogashi | 2017-02-04 15:20 | 日々雑記 | Comments(0)

bean to bar chocolate

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先日、bean to bar のチョコレート店が集まるイベントへ行ってきました。
10店から購入し、帰宅後成分表示全部見て気付いたこと。

かなり材料がシンプルでピュア。
材料:カカオ豆 きび砂糖
終了。とかが殆ど。(スーパーのチョコの成分表示見てみてください)
アレルギー対策やベジタリアン、ビーガン、マクロビなどヘルシーさを意識しているのか、選んだカカオ豆の個性を直球で出すことにこだわったらそうなったのか。大豆レシチンなどの乳化剤、粉乳など乳製品、白い砂糖は使わない傾向です。
乳製品の代わりにココナツミルク、ソイミルクなどを使ったミルクチョコ、ホワイトチョコもありました。
ベトナムのカカオのチョコなら、ココナツミルクも同国内で栽培されているだろうし、栽培加工まで一国で出来て素晴らしいことです。
それらは普通のホワイト、ミルクチョコとは全く違う味がしますが、別カテゴリーとしてとても美味しいです。

アレルギーをお持ちの方とビーガンの方には、bean to barの流行(?)は、朗報なのではないでしょうか。







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# by kondouyoogashi | 2017-02-02 23:44 | 日々雑記 | Comments(0)

パート・シュクレと、焼くという技術。

引く続き、ケーキの作り方について。
近藤洋菓子店のタルトが好きだったというお言葉を
嬉しいことに何度も頂いております。
以下は甘い方の、クッキー系の生地、パート・シュクレの配合です。
この配合は、「ルノートルのパート・シュクレ」と呼ばれるもので、
これを使っている店は多く見られます。

バター 180g(ポマード状の温度にしておく。入っているボールを傾けても動かないけど、指が抵抗なくスッと入る固さ。)
粉糖 120g
塩 1g
卵(L寸) 1個(室温、20度)


薄力粉 300g
アーモンド粉 40g

作り方です。
上の材料4つを上から順に均一に混ぜます。
ポイントは余計に混ぜて空気を入れない事。均一に混ざった所で手を止めて次の材料を加えていきます。
次に合わせて振るった粉類を加え、コルヌ(カード)を縦に使い、大きな動きを心掛けて切り込むように混ぜる。
粉気が見えなくなった所で混ぜる手を止め、今度はコルヌの面を使って、ボール肌全面に擦りつけるようにして広げ、またコルヌで一つにかき集める、という作業をする。
手の平全体で生地表面をポンポンと触って、手に何も付いてこなくなるまでこの作業を繰り返す。
ポイントは、手に付かなくなったら、そこですぐ作業を止めること。

グルテンが出すぎて固くなるのを恐れて混ぜたりないと、延ばす時にベタベタして結果打ち粉を多用することになり、とても味が落ちます。
混ぜすぎると、勿論固くなってこれも不味くなります。

ビニール袋などに入れて平らな四角い一まとめにして、冷蔵庫で半日以上休ませてから使ってください。


さて、プロと素人の差が出る所の一つに、焼き加減への心配りがあると思います。
プロは、あと30秒、20秒、焼くか焼かないか、常に判断をしています。
ケーキ屋の分担には「窯番」というものがあり、オーブンの前でひたすら沢山の種類のお菓子の焼き加減を判断して出し入れするというものです。焼き色判断だけに付きっきりになる役割が必要なのです。

どこまで焼くか色々好みがあるとは思いますが、一つの基準として、
糖分の多い生地は比較的しっかり焼き、
糖分が少ない、さらにバターが多い生地は、色薄めに焼くという提案をします。
砂糖は焼きが進んでいくとキャラメル化し、香ばしい風味が出てきます。
バターは、強く焼くと酸化し、フレッシュな風味が損なわれます。

例えば、パート・シュクレは、割ったとき芯まで色付いている状態まで火をいれる。
パータ・ブリぜやパイ生地など、甘くない、バターの多い生地は、生焼けはもちろんダメですが、いわゆるキツネ色(キツネさんの画像やイラストを見てみて下さい)
くらいで止める。

ブールドネージュなどホロホロ系クッキーは、生地自体の配合は砂糖は少なくバターはかなり多いので、良質の油脂なら特にその風味を生かし、焼きすぎによる酸化した味を避けなければならないので、薄い色を目指して焼く。いい色になったものから逐一オーブンから取り出す。

などなど。
もちろん、これらは作り手の好みがあるので、店によって全然違います。
マドレーヌやフィナンシェなんて、本当に店によって色が違いますからね〜。

自分が今まで食べて美味しいと感じたお菓子が、それぞれどんな焼き色だったか、記憶しておくといいですね。

ではでは。












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# by kondouyoogashi | 2017-02-01 11:15 | ケーキ | Comments(0)

ガナッシュの乳化

もうすぐバレンタイン。小学生くらいの女の子のお子様をお持ちのママ達は、
手作りチョコの手伝いに付き合わされることでしょう。

うちでもここ最近毎日「ねえ、今年は何にしたらいいと思う〜?」
と、アイデア催促されております。
レシピ本なら腐るほどあるからテキトーに見てこんなのがいいって伝えてと
雑な対応をしております(笑)。

昨年はホワイトチョコの生チョコにしました。
生チョコ作りはクーベルチュールをテンパリングして固めることより
ずっと簡単で、しかも誰もが美味しいと言ってくれるので、
今年も生チョコでいいじゃんと言ったら今年は違うのが良いと…
(めんどくさ)
しゃーねーな、一緒に考えてやるか。

さて、生チョコ、トリュフと言えば、ガナッシュ作りの成功が必須です。
私的には完璧なテンパリングよりは簡単だと思うのですが、
意外と素人さんの気付かない、「乳化してるようで実はしてない」状態があります。
固めた後がポクッとしてる感じは、乳化してません。
早く固まりますが舌触りもザラつきを感じます。本当の乳化は、マヨネーズのような完璧な艶があり固まるのに時間ががかかりますがしっかりした粘りがあります。
作っている時は気付かなくても固まった後の舌触りに大きな差が出ます。

成功しやすいガナッシュの作り方です。
チョコは40度くらいに溶かしておきます。手鍋で生クリームなどの液体を沸かしたら、少量だけ加え、全体を何も気にせず小さめの泡立て器で混ぜます。するとひどくボソボソの状態になります。さらにまた少しだけ加えて混ぜます。ひどく分離して救いようのなさそうな状態になります。
この一見ひどい大失敗のような状態を作ると、その後完璧な乳化が始まります。
そこに今度は中央にまた少量を入れて、中央だけを小さく円を描くように混ぜます。
するとフシギ、ボロボロだったところから変化があらわれ、周りも混ぜたいのをガマンして中央だけを円を描いていると、そこから明らかに見てわかる乳化が始まります。
一部が乳化すると、乳化の輪が広がっていきますので、周囲の分離したところを巻き込むように描く輪を徐々に大きくしながら混ぜていくと、強い粘りと艶のある状態になります。
一旦しっかり乳化すると、残りの液体はさほど 神経質になららくても滑らかに混ざります。
今度は気泡が入りすぎないようにゴムベラに持ち替えて、2・3回に分けてやはり中央をゴムベラの面をボールの底に向けて円を描くように気泡が立たないよう気をつけて混ぜていきます。
全て均一に混ざったら、それぞれの作り方の指示通りに作業してください。

ではでは。











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# by kondouyoogashi | 2017-01-25 13:06 | ケーキ | Comments(2)

未だにずっとピークで可愛いんですけど。

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娘は今日もテニス。最低気温0度、いや、あのテニススクールなら氷点下いってるな。
本当によく身体が持つなと我が娘ながら感心致します。

今日は朝ごはんのヨーグルトのお供と娘のおやつ用にグラノーラを作りました。
グラノーラだけは手作りに限りますね〜。
写真左のグラノーラにヨーグルトとちょっとだけチョコを入れて食べて、満足そうに元気に出て行きました。

この一年で、とっても背が伸びました。足も手も大きく、逞しくなりました。
昨日寝てる間に私の顔を触ってきたその手は、マメだらけでした。
すり寄せてきた足を触ったら、母子球と踵がすっかり固くなっていました。

毎日頑張ってるのね、まだまだこんなに甘えん坊さんだけど。

小さい頃のように、ふわふわの柔らかい体じゃなくなったけど、
今の頑張ってる手が、足が、愛おしい、可愛い。
もう抱っこしてもそんなに高さ変わらないのに、まだ「抱っこ〜」って時々言うし
自分で「ずっしり❤️」って言いながら膝に腰掛けてくる(重いと言うか痛い)。

頑張ってるの、分かってるから、「もうそういうの恥ずかしいよ!」とか言えません。
いや違いますね、その大きさが、重さが、幸せなんですよね、こんなに大きくなってくれたって。可愛くて、ついつい甘えさせてしまうのです。

ダメなのかなぁと思いつつ。いくつになったら可愛くなくなってくれるのでしょうか?







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# by kondouyoogashi | 2017-01-24 19:10 | 日々雑記 | Comments(0)
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この店は、閉店致しました。が、blogは続く…


by kondouyoogashi
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