<   2017年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧


続・人は何で食べるのか

昨日、アースデイ東京2017に行ってまいりました。
雨天開けの快晴も背中を押したのか、物凄い盛況っぷりでした。
そこで友人と落ち合ったときの会話。
「スーパー行くと、買い物カゴの中が安い菓子パンやレトルト食品や◯◯のもとや揚げ物のお惣菜とかばかりの人っていますよね。食をそれ程意識してないのか、材料から揃えて作るより安く済むからってのもあるんでしょうかね」
「んー、そうかもね。でも、そういう人でも必ずスマホは持ってるんだよね。」
「ですね。価値観、優先順位が違うってことでしょうね。」
そう、人の価値観はバラバラ。
限りある大事なお金をどう使うかは人それぞれ。

お金持ち皆んなが食通ではないし、
(実際私の幼馴染みで、裕福でしたがパリ旅行でマクドナルドばかり行ってた人が。)
お金持ちじゃないけど車道楽の人もいる。
人は自然と価値観の会う人同士で集まり、
時には心の中で価値観の合わない人を小バカにしたりもするのです。
「ダサいのはカンベン」
「ファッションにやたらお金かけるのってわからない」
「高そうな時計ばかりして、いやらしい」
「ナチュラル好きな女って好きな食べ物は豆とか言うよね」
「自然派って言うか狂信的?」
「エステなんて、行かなくていーじゃん、そのままで」
価値観の押し付け合いは間違っています。
その人が所属する又は頻繁に関わりあう社会において、疎外感が無ければそれでいい。

それでも、どんな価値観の人でもおそらく共通してる気持ちがあると思います。
それは、大事な人が、幸せで元気でいて欲しいという気持ち。

これの連鎖に次ぐ連鎖を考えると、
やっぱり人間の体の元である食べ物については、無関心ではいけないんじゃないかな…
と思ってしまいます。

前述の気持ちに、
「自分はどうなっても良いから」が付く人も少なくないと思います。
でもそんな「自分」を心配する人が必ずいる。

「俺は好きなもんだけ食って死にたい」と言ったとしても、
もしかしたらその人の人生(もしくは健康年齢)は、食生活のために予定よりはるかに短くなってしまうかもしれない。こんなはずじゃなかった、と思うかも知れない。

昨日、会場の代々木公園から表参道まで歩いてみました。
そこはエコもサスティナブルも関係ない、何もかもが溢れかえり、何でも手に入る街。

食について言うと、この国はその娯楽性を200%享受出来るがために、
娯楽性、快楽面ばかりに気を取られてしまいがちです。
でも動物はただ快楽のためにものを食べるのではありません。
いや、、、違うかも。
人だってきっと、そもそもは生きるためにその時身体が必要とするものを
1番美味しいと感じるように出来ているはず。
その優秀なシステムが、自然を逸脱した食生活のために軸がぶれてしまったのではないでしょうか。


人生を旅に例えるならば、
楽しく気持ちよく、たくさん笑い、途中多少のスリルがあろうとも、
最後はああいい旅だったね楽しかったねまた行きたいねと言えるのがいいなと、
そのためにはやはり身体が元気が1番だよなと。

やはりその価値観は譲れないのでした。
それにしても。
「身体に良いものは高い」
この負の定義的なものが無くなる未来が見たいと、つくづく思ってしまうのです。。。

長文失礼いたしました。














[PR]

by kondouyoogashi | 2017-04-24 15:36 | 日々雑記 | Comments(2)

てんさいチーズ、レシピ。

d0171214_11191829.jpg
この写真は、第二の「てんさいチーズ」。
先日の試作品です。
チーズは入ってませんが。
完全なヴィーガンのレシピです。
店を閉めてから、ほぼヴィーガンのケーキしか作っておらず、
散々私の「普通の」ケーキを食べてきた娘は、
「まあ、美味しんだけどさあ〜、卵とバター、たまには入れてよ」
と、少々不満気味。
しかしこのケーキで、やっと姫から
「美味しい!また作って!」のお言葉を頂戴しましたー!!!

このケーキのレシピは、他のマクロビケーキと同様、材料がとても多く計量も細かいのですが
(作り方そのものは超簡単なんですけどね)
近藤洋菓子店で作っていた「てんさいチーズ」のレシピは、
実は恐ろしく単純でした。

開店前の試作で、なかなかレシピが決まらなかったのがてんさいチーズでした。
何キロのチーズを使ったことか笑。
色々試しました。
湯煎にする、しない、
温度は低いか中温か、はたまた中から途中低に下げるか、
卵の一部をメレンゲにする、
全卵をゆるく泡立てる、
カスタードを炊いて練ったチーズと合わせる、
プードル・クレームや小麦粉やコーンスターチを加える、
ヨーグルトやサワークリームや生クリームを加える、
チーズを常温に戻すか冷たいまま使うか…

結果1番気に入ったチーズ生地は恥ずかしいほどシンプルでした。

以下、作りやすいレシピにしてみました。お試しくださいね。
直径18センチ1台
(ステンレス製底の抜ける丸型の底と側面に敷き紙を敷く。)
土台:
薄力粉150g
好みの砂糖50g
バター 70g
くるみ 30g(フライパンで軽く煎る)
これでちょうど2台分の量です。生地は冷凍保存できます。

材料全てをフードプロセッサーに入れ、そぼろ状になればストップ。
手で作るなら、細かく刻んだくるみと砂糖、薄力粉をボールに入れてざっと混ぜ、
小さく切ったバターを入れて手ですり合わせてそぼろ状に。
この生地の半分量を準備した型の底にぎゅうぎゅう押し付けて敷き、
170度で15〜20分、全面キツネ色まで焼く。
これをこの型がスッポリ入る深いバットやひとまわり大きい底の抜けない型に入れ、それを天板に乗せて準備。

チーズ生地:
クリームチーズ 400g(スライスしてボールに広げ、室温に戻しておく)
卵L寸4個(室温)
てん菜糖シロップ 170g(水300gとてん菜糖400gを火にかけ沸いたら透明感が出るまで1分半〜2分ほどしっかり沸騰させ、冷ましておく。吹きこぼれ注意!メープルシロップ代わりに使えます。ここから分量を量って使って下さい。)

クリームチーズをホイッパーまたは木べらで滑らかに練る。
卵を1個づつ加えてはその都度ホイッパーで滑らかに乳化するまで混ぜる。
卵が混ざったらてん菜糖シロップを入れて混ぜる。

準備した型に流し、オーブンに入れてからヤカンなどで天板に沸騰水をたっぷり入れ、
150度 50〜55分焼く。
焼けたらオーブンの扉を開けずそのまま20分、余熱焼き。
完全に冷めてから型から抜く。

仕上げはなくても美味しいですが、
近藤洋菓子店風の仕上げは
サワークリーム130とてん菜糖15gをホイッパーで泡立てたものを
表面に塗ります。

15cmで作るなら、土台は上記生地量の三分の一、(三回作れます)
チーズ生地はこの量の70%で出来ます。






















[PR]

by kondouyoogashi | 2017-04-22 12:51 | ケーキ | Comments(0)

家でムースを作る。

d0171214_13150336.jpg
d0171214_13153696.jpg
先日の娘の誕生日は、熱烈なリクエストでフランボワーズのムース。
中にピスタチオのババロアと果肉入りフランボワーズのジュレ。

家でムースを作ることは、パティスリーで作っていた人間としては少々困難です。
家にはケーキ屋なら必ずある−20、30度にもなる超低温冷凍庫も無いし
(一気に冷凍させるとムースの気泡が潰れないまま固まり、ふわりと軽い口溶けのムースが出来ます)、
5号サイズ一台なら直径20㎝、高さ10㎝、完全に水平で絶対に物がぶつかったり横にずれ動くことないスペースが必要。家庭のよくある引き出し式冷凍庫の中にこのスペースを作るのは結構大変です。
(通常セルクルで仕込むムースをシャープなエッジのある形で仕上げるには、フラットなバットなどの上に天地逆に仕込み、下の面を上にして仕上げるのですが、そ〜っと動かないように冷凍庫に入れなければ崩れたり溢れたりしてしまうのです。)
うちの冷凍庫内スペースを考えると天地逆仕込みは厳しい、かと言ってスペースのある冷蔵庫でチンタラ冷やしていたらもったりと重いムースになる…

そこで思いついたのは、シャルロットにすること。これならスペースギリギリでも横が当たってずれてセルクルの裾からムースが溢れる、なんてことも無い。多少横がぶつかってもしっかりケース型のビスキュイに入ってるから平気。
軽い生地だから食後にも良い。

ピスタチオやジュレを順に層にして作ることも考えましたが、前もってその二つのパーツを作ってカチカチに凍らせておいて、
組み立ての時ラズベリームースの中に埋めれば、内側からも冷やされて固まる時間が短縮され、少しは軽い良い状態のムースを作れる。

シャルロットなら表面がピーンとフラットでなくても、上に沢山フルーツを乗せられるからOK。赤いフルーツ大好物の娘は大喜び確実。

マーガレット型の可愛いビスキュイで蓋をして、エディブルフラワーを乗せる。
クリーム絞りなどにしなかったのは、可愛いビスキュイを汚したり隠したりしたくなかったから。
これで蓋をしても開けても、食べる時花を外しても、華やかで可愛い状態に。

随分ダラダラと書きましたが、要するに、家でムースのアントルメ作る時、シャルロットはオススメですってことです。(まとめたら2行⁈)

あ、それとセルクルでなくシリコン型で仕込むのもオススメです。大小形色々あって選ぶの楽しいし、冷凍庫に入れる時も安心ですよ〜。

何かケーキ作りで分からないことございましたらお気軽にコメント下さい。
微力ながら少しでもお役に立てれば幸いです。








[PR]

by kondouyoogashi | 2017-04-11 00:47 | ケーキ | Comments(0)
line

この店は、閉店致しました。が、blogは続く…


by kondouyoogashi
line