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初raw cake、買って食べた。

店を閉めてかれこれ3カ月、
その間
半分くらいはマクロビ、ヴィーガンのお菓子の作り方について考えてる…かも。
あの小さな店の中では普通のケーキも作ると混入の可能性が避けられず、
両方作ることは作業上困難でした。
マクロビのケーキについては店をオープンするより前からずっと関心があり
食べに行ってみたりしていたのですが、
実は未体験だった種類のケーキを、初めて昨日食べました。

ロー・ケーキ。

卵、乳製品、白砂糖を使わないヴィーガンスイーツの一種で、
更に、可能な限り非加熱、加熱する場合でも酵素が壊れないとされる48℃まで、
つまり直火にかけたりオーブンで焼いたりすることなく作られるスイーツです。
パンケーキやマフィンなどの生地は、ディハイドレーターという乾燥機で8時間くらいの長時間で低温乾燥させて作られます。
凝固剤となるのは主にアイリッシュモスという海藻。その他ムースやクリームっぽいものを作る時は融点が低いココナッツオイルやカカオバターを使って固めます。
ナッツ類を多用するのも特徴的です。
暖かい国が産地の材料が多い気がします。

初めてレシピを見た時はかなり衝撃的でした。
とにかく一度「正しい味のロー・ケーキ」を食べてみないことには失敗も成功もわからないので、作るより先に専門店で一度食べてみようと思っていたところ、昨日行った美容室の近くにたまたまあったので3種類購入。

お値段は、サダハル・アオキ、ピエール・エルメの生ケーキくらい。
特殊な材料の費用考えたらこんなものかな。

特性上、すぐにダレてしまうからか、冷凍状態で渡されました。
小一時間ほどで帰宅し、更に解凍を待って食べてみました。

感想。
味わいは全体的にかなり濃厚、風味もしっかり。
クリーミーだけど、普通のムース系ケーキより緩い。
特殊な材料故、当然普通のケーキとは違う風味が一口目に感じちょっとびっくりしたけれど、食べるうち慣れてきた。
娘の方が「普通においしいじゃん」と抵抗なくパクパク食べていた。
(マクロビ式に豆腐豆乳を使う生ケーキは抵抗があったようでしたが)
買ったものは全てカップ入りで、タルトもあるけどすぐにダレて30分持たないと言われましたが納得。手持ちのロー・ケーキのレシピ本の写真ではムースっぽい見かけの物もすっくと立っていたけれど、これは作り方なのか、実は凍っているのか?

健康に良いかどうかはどうやら意見が別れるらしきロー・ケーキ、ロー・フードですが、アレルギー体質の人でも食べられるケーキのタイプを広げる意味、そして単純に面白いというところで、基本をマスターしておきたいところです。

この世には未知の食べ物がまだまだたくさん。
もっと衝撃的なレシピのスイーツも世界のどこかにあるのでしょうか。
興味は尽きません。
初raw cake、買って食べた。_d0171214_10580369.jpg











by kondouyoogashi | 2017-03-14 11:00 | 日々雑記
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この店は、閉店致しました。が、blogは続く…


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