-Crystallize

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先程、Amazonから届いた本、吉岡徳仁氏の『Crystallize』。
昨日まで、東京都現代美術館で開催されていた展示会。

凄く、物凄く、行きたかったのに、行けなかった…。
去年から、この日に行こうと決めていた日に、予定が狂って行けず、
土曜日に店閉めて行ってやろうかと本気で考えたけど、それはさすがにできず、
昨日で終了。
残念過ぎて、悲しくて、せめてもの気休めにと、一昨日夜1click。
でも写真を見たら、余計に実物を見られなかった悲しさが増してしまった。

吉岡徳仁氏の作品達には、好きとか感動したとか、その程度の表現では言い表せない
気持ちにさせられます。
心に脳に身体全体に、響いてくるのです。
私の人生で最も感銘を受けたデザイナー、アーティストです。

十数年前、偶然にも吉岡氏にお会い出来たことがありました。
会ったといっても、カフェの店員とお客様としてですが。
そのカフェの近くに吉岡氏の事務所があったため時々ふらりとお一人でご来店されていて、
すでに大ファンだった私はすぐにご本人だと気付き、
どうしても大変感銘を受けたと伝えたくて、声を掛けてしまったのでした。

デザインの道を目指しているのかと聞かれ、
いや全く違う、パティシエなのだけど、今はその仕事が十分にできていなくてと、
聞かれてもいないことを漏らしてしまった私。
当時の私は本当に自信が無く、悶々として、とにかく駄目な状態でした。

すると吉岡氏は、「そういう仕事は、シェフにならなければ、全く意味の無い仕事だよ」
と仰言ったのでした。
それは決して成功者の上から目線の台詞ではなく、ただ本当にそう思ってるからそう言った、
と言う率直な言い方でした。なので私はその言葉をそのまま素直に受け止め、胸に刻みました。

そして今、私はシェフになりはしました、が、
私が最も尊敬しているシェフや吉岡氏のように、
自分が本当に作りたいもの、自分しかできないことを凄まじい程に追究し、それを具現化し、高い評価を受ける、という域には遠く遠く及びません。
いや、その域には私は達することはできないと知っています。
それでもこの仕事をやりたくてやめられません。
決して満足しないことで、一日に薄い紙一枚ずつぐらいでも成長出来たらと、
そう思っています。

この本で吉岡徳仁氏の作品を拝見出来たことで、もの作りの仕事における、
追究、探究の必要性を思い知らされた気がします。

喝入れ、ありがとうございました!




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by kondouyoogashi | 2014-01-20 16:56 | 日々雑記 | Comments(0)
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この店は、閉店致しました。が、blogは続く…


by kondouyoogashi
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